神戸三宮で喘息外来を
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気管支喘息は、適切な治療が行われないと急激に重症化したり、軽症であっても長い年月を経て徐々に肺の機能が悪化し、日常生活に支障を来したり、在宅酸素療法(24時間の酸素療法)が必要になる場合もあります。また気管支喘息の特徴の1つに、夜間や早朝に症状が悪化しても、昼間は症状が軽減するということがあります。「日中は大丈夫だから」とか「昔から季節の変わり目は息をするとヒューヒューするから大丈夫」などと放置せず、医療機関を受診し、今のうちから適切な診断検査をした上で、治療を開始しましょう。
最近は適切な治療により大半の方は症状を抑えることが可能になってきており、専門医による適切な診断・定期的な治療が喘息コントロールのためには重要です。神戸三宮きのした内科 消化器内視鏡クリニックでは総合内科専門医が、患者様お一人おひとりの状態に合わせた最適な治療をご提供いたします。
このような症状でお悩みの方はご相談ください
喘息や慢性咳嗽を含む呼吸器疾患について、以下のような症状を扱っています。

- 安静にしていても、突然激しく咳込むことがある
- 咳や息苦しさで夜中や明け方に目を覚ます
- 呼吸をするとゼーゼー、ヒューヒューという音が出ることがある
- 運動した後に息苦しくなる
- 風邪が治ってからも咳だけが続く
喘息(気管支喘息)とは
空気が鼻や口から入って肺胞に達するまでの通り道を「気道」と言い、喘息は気道の炎症(ただれ)によって起こる病気です。気管支粘膜の慢性的な炎症が起きるために、気管支が過敏(気道過敏)になります。小児・成人ともに喘息の有病率は近年増加してきており、ほぼ10年毎に1.5倍程度の増加を認めています。
咳喘息
2週間以上咳が続いている状態です。喘鳴や粘り気のある痰が出ることはありません。自然に治ることもありますが、気管支喘息に移行する方が多いため、早期に適切な治療を受けることが重要です。咳喘息でも肺の機能が低下しますが、しっかり治療を受けることで回復できます。
喘息の原因
喘息発症の原因はアレルギーだけではなく、様々な要因が関係しています。遺伝的要因、肥満、住宅環境の変化、生活習慣の変化、室内でのペット飼育(犬、猫、ハムスター、ウサギなど)、ダニやカビ胞子や様々な化学物質の増加、大気汚染やタバコの影響、食の欧米化、多種類の食品添加物、風邪や鼻炎など様々な要因が考えられます。
小児の喘息は9割がダニやハウスダストなどのアレルギーが原因で悪化します。成人の約4割は、アレルギーとは関係なく風邪やストレスなどが原因で悪化します。
喘息の診断・検査方法
一般的には、問診、気管支の内径の変化や他疾患の鑑別をもって行います。問診では症状や、症状の出現時期・時間が重要になります。
診断には、症状について以下の項目を伺います。
- どんな症状があるか?
- いつ起きるか?
- 息苦しさはあるか?
- アレルギーはあるか?
- 喫煙するか?
当クリニックでは、呼吸機能検査、ピークフローメーター、血液検査、レントゲン検査などを組み合わせて、正確な診断を行います。
喘息外来で行う治療
治療の中心は吸入ステロイド薬です。ステロイドによって喘息の原因である気道の炎症を抑えます。
薬物治療は大きく分けると「長期管理薬」と「発作治療薬」の2つがあります。「長期管理薬」は喘息の根本原因である気道の炎症を抑えて症状が起こらないようにする薬です。長期管理薬で加療をしていても発作を起こした場合や、症状が出そうになる場合に臨時で使用するのが「発作治療薬」です。
他にも内服薬や重症な場合には注射薬を使用する場合もあります。
日常生活で気をつけること
生活習慣の改善
生活習慣の改善と同時に悪化の誘因を避けることも大切で、アレルギーをお持ちの方はそのアレルギー物質を避けることが大切です。タバコを吸われている方は、タバコの煙による気道の炎症が加わることと、治療薬の効果が半減することから、禁煙が最も重要です。風邪を引かないように気をつける、疲労・ストレスをため込まないようにする、暴飲暴食を避け、睡眠不足を解消する、といった規則正しい生活習慣も重要になります。
治療を勝手にやめないこと
喘息は発作出現時には非常に苦しいのですが、一旦治まってしまうと健康な人と何ら変わりのない状態になります。そのため、喘息も治まったと思い、勝手に治療を中断される方や、薬を減らされる方がおられますが、気道の炎症は症状がなくても持続していますので、症状がなくなっても適切な治療を継続することが何よりも大切です。
症状がなくなっても喘息も治ったわけではないため、喘息は高血圧や糖尿病のように治療を続けていくことが必要な病気です。